古民家を改修したイタリア料理店=美馬市脇町のうだつの町並み

ホテルへの改修が進む古民家=美馬市脇町のうだつの町並み

 美馬市脇町のうだつの町並みの古民家が、イタリア料理店になった。町並みを拠点にするコンサルティング会社「MIMAチャレンジ」が町並み活性化を図ろうと改修した。別の古民家で6月にもホテルをプレオープンする。町並みの宿泊施設は4軒目。

 イタリア料理店は、明治中期に建てられたとされる西山家(木造2階建て)を所有者から買い取り、5月10日にオープンした。メニューは東京の有名レストラン「ラ・ブリアンツァ」のシェフが監修し、ランチやディナーを提供している。新型コロナウイルスの影響で座席数を通常の36席から20席に減らして営業。1日約20人が訪れている。

 町並みが重要伝統的建造物群保存地区に選定されているため、文化庁の許可や指導を得て昨年12月に着工した。費用の一部に、地域での創業を支援する総務省の交付金事業を活用した。

 ホテルは1881(明治14)年築の森口家(木造2階建て)に造る。風呂・トイレ、ベッドを備えた30~40平方メートルの洋室(2~4人用)を5部屋整備。1階にはソファなどを置いた共用スペースを設け、全館で使える無料のWi―Fi(ワイファイ)を備える。

 MIMAチャレンジの片岡久議社長は2017年、経営する都内のコンサル会社のサテライトオフィスを町並みに開設し、空き家の利活用を模索。旅行者の滞在時間を増やそうと料理店やホテルの開業を立案した。「さらに多くの観光客を取り込み、地域住民に喜んでもらえるよう努めたい」と話している。

 問い合わせはMIMAチャレンジ<電0883(53)6577>。