中央アルプスに生息するニホンライチョウ=2019年(環境省提供)

 いしかわ動物園(石川県能美市)は3日、飼育している国の特別天然記念物で絶滅危惧種のニホンライチョウが、今年初めて卵1個を産んだと発表。同園での産卵は2年連続。卵は国が進める野生復帰事業に提供する。

 県によると、卵を産んだのは今年1月に大町山岳博物館(長野県)から受け入れた2歳雌で、2019年3月に富山市ファミリーパークから同園に移した3歳雄とつがいだった。5月31日夕に産卵。

 環境省は、ニホンライチョウを長野県の中央アルプスで増殖させるため、生存が確認されている野生の雌1羽が産んだ無精卵と、飼育されているライチョウが産んだ有精卵を取り換える事業を行う。