ゆっくりと流れる灯籠を見送る人たち=16日午後7時ごろ、徳島市の新町川

 盆に迎えた祖先や新仏の霊を送る灯籠流しが16日夜、徳島市の藍場浜公園近くの新町川と同市川内町の親水公園であった。参加者は水面に映る灯籠の光を見送りながら静かに手を合わせ、故人をしのんだ。

 藍場浜公園では日が暮れた午後7時ごろから、檀家(だんか)ら約4千人が戒名の書かれた灯籠にろうそくの火をともし、川に浮かべた。徳島市仏教会の僧侶による読経の中、灯籠はゆっくりと川を流れ、一帯は幻想的な雰囲気に包まれた。

 母の初盆に訪れた徳島市西大工町5の主婦小松明子さん(59)は「母への感謝の気持ちを込めて、供養しました」と話した。

 同市川内町の親水公園では、約500人が園内の水路に灯籠を流し、亡き人を静かにしのんだ。