徳島県庁

 徳島県は8日から、新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた観光業の振興に向け、県民を対象にしたキャンペーンを始める。県民が県内のホテルや旅館を利用した場合、宿泊料を1人1泊5000円を上限に割り引くほか、公共交通機関と宿泊を組み合わせた県内旅行会社のツアーに最大20万円を助成する。いずれも7月末まで。

 宿泊料の割引は「とくしま応援割」と銘打ち、飲食代を含む宿泊料が対象。県観光協会の賛助会員約60施設など県内の登録宿泊施設に泊まった後、申請すれば割引額が口座に振り込まれる。累計1万泊に達するまで何度でも利用可能で、市町村の割引制度と併用できる。

 ツアーへの支援は、県内の鉄道やバス、タクシーを使って県内で宿泊するプランが対象で、宿泊費と交通費の半額をそれぞれ10万円まで助成。旅行会社がツアー商品の販売価格を下げて利用しやすくする狙いがある。100商品を想定しており、家族や職場などのグループで旅行会社を通して企画するツアーも対象となる。

 これとは別に8月から、観光・飲食業を支援する国の「Go To キャンペーン」に合わせ、県外からの誘客を促す事業も行う。県内の宿泊施設の利用者に対し、土産物の購入や観光施設の利用に使える5000円分の「観光・交通券(仮称)」を発行する。県民も利用できる。

 事業費は計3億4100万円で、現時点では全額県費で賄う。危機事象に対応するための危機管理調整費を充てる。