アベノマスクと交換する箸置きを示す森代表=鳴門市大麻町大谷の陶業会館梅里窯

 徳島県鳴門市大麻町大谷の大谷焼窯元「陶業会館梅里窯」が、新型コロナウイルス対策として政府が全世帯への配布を進める布マスクを、大谷焼の箸置き2個と交換する取り組みを始めた。市中の品薄が解消しつつあり、「アベノマスク」とも呼ばれる布マスクを必要としない人もいるため、有効活用を図る。先着200組限定で、集めたマスクを病院などに寄付する。

 交換する箸置きは動物や植物などの形で、1個200~2千円で販売している商品。中身が分からないように包装して大きな箱に入れ、福引スタイルで選んでもらう。郵送すると破損の恐れがあるため、交換の受け付けは直接持ち込みだけにする。衛生上、マスクは未開封のものに限る。

 マスクと藍染ハンカチの交換に取り組む徳島市の会社に共感したという森裕紀代表(38)は「箸置きを日常的に使っている家庭は少ないと思うが、いったん使い始めれば、無いと気持ち悪くなる。そんな文化を伝えるきっかけにもなれば」と話している。

※交換受付は終了しました。