徳島地裁

 部下3人からパワーハラスメントを受けてうつ病を発症したとして、県内の50代女性が、勤めていた徳島歯科学院専門学校(徳島市)を運営する県歯科医師会に、慰謝料など約2797万円の損害賠償を求める訴訟を徳島地裁に起こした。提訴は5月12日付。

 訴状によると、女性は2015年5月ごろから16年9月までの間、部下の女性3人から「今日こそ死んでくれ」「どうやって死ぬんだ」などと脅されたり、校内の部屋に軟禁されるなどした。女性は01年から教員として勤務しており、15年に採用された臨時教員の指導方法を巡り、3人と対立していた。

 女性は重症のうつ病と診断され、17年10月に退職した。女性は退職前に県歯科医師会に被害を申告しており、「同会はパワハラの実態を熟知していたのに改善を怠り、多大な精神的苦痛を与えた」などと主張している。

 女性の上司も3人からパワハラ行為を受けており、16年9月に「(高知の)足摺岬に来ている」とのメールを家族に送った後、行方不明になっている。家族が警察に捜索願を出し、車が現地で発見された。

 県歯科医師会は「現段階でコメントすることはない。弁護士と相談して対応する」としている。