写真を拡大 マフィンはリッチシリーズ(432円)と、レギュラーシリーズ(324円)がある。夏季限定でココナッツ、マンゴー、白桃杏仁など、冷やすと美味しい商品も登場する予定。

中村雅子さん(岡山県出身、阿南市在住)

旬の果物や野菜を取り入れたフォトジェニックなマフィンを販売するPlanetary Muffin organic&natural。岡山県から阿南市に移住して12年になる中村雅子さんが、3年前にスタートさせた。移住したばかりの中村さんにご近所さんが採れたての野菜や果実を届けてくれた。そのお礼にと、いただいた食材でお菓子やジャムを手作りしてお返ししていたところ、「美味しいから販売してみたら?」とうれしい言葉をもらうようになった。そんな風にPlanetary Muffinは人と人との交流から生まれた。

「あえて店舗を持たないのは、楽しみながら自由に作りたいから。“次に出店するイベント会場って素敵なロケーションにあるんだよね〜”とか、“あら、もうこんな旬の食材が出てきたのね、じゃあ今日はこれを使おう”って考えながら作るマフィンって絶対おいしいと思うんです。お母さんが大切な家族のために食事を用意するのと同じ感覚で作っています」と微笑む。組み立て式の可愛い小屋や、おしゃれなトレーラーハウスで、とくしまマルシェ(徳島市・しんまちボードウォーク周辺/毎月最終日曜/9:00〜15:00)をはじめ県内外のイベントに出向き、販売している。

写真を拡大 店主の中村雅子さん。「“地球上の”自然の恵みに感謝したいという思いを込めて名づけた店名Planetaryには、“気まぐれ”って意味もあります」。

小屋は、雅子さんが描いたイメージ図を元に、二級建築士でログビルダーのご主人・中村敏也さんが図面を引き、手造りした。接客しやすく、会場で目立つようにと考えられたデザインで、ワンボックスカーに乗せられる組み立て式のタイプと、車輪がついていてイベント会場まで自動車で牽引できるタイプがある。これら小屋のナチュラルで朴訥とした雰囲気と、マフィンのキュートさが相まって、インスタグラマーの間で話題となり、どこの会場でも長い行列ができるようになった。

写真を拡大 組み立て式の小屋は20分ほどで設営できる。イベントには毎回10種類のマフィンを500個から多いときで1200個用意する。

なるべく地元で採れた旬の食材を使い、誰もからおいしいと喜ばれる味を目指してレシピを考える雅子さん。ミネラル豊富な種子島産の粗製糖や、EM発酵飼料や海藻で育てられた鶏卵(阿南市・たむらのタマゴ)などの厳選した食材を使う。特に食感に関わる小麦粉にはこだわりが深い。「北海道産小麦の芯に近い部分だけで作られる軽くてふわふわの小麦粉は、焼き上がりのしっとり感が格別なんです」。

写真を拡大 ウェブショップで不定期に販売しているマフィンセット(10個入3780円)。内容は毎回変わる。

大阪や東京の百貨店の催事に出店することも多い。6月3日から30日まで開催中の、玉川高島屋S・C(東京都)での企画展「いりこ酒 やまくに&福光屋」では、いりこを使ったおかずマフィンや、石川県の老舗酒蔵・福光屋の酒粕やみりん粕を使ったマフィンを考案した。

「私はおいしいものを食べたいという執着が強くって。どこをかじっても具がごろっと出てくる幸せをすごく大事にしています」。6月下旬からしばらくは夏期休業に入るが、もしかすると「気まぐれに」ウェブショップが開いたりして。


>>ウェブショップのオープン日
日時 6月11日(木)
20:00〜売切まで
詳しくはFacebook、Instagramをチェック。前回はわずか9分で完売したそうだ。

>>今後の出店・納品予定はFacebook、Instagramで発信。ただし、夏期(6月下旬〜9月中旬頃まで)は休業。