特別定額給付金10万円の使い道

「家賃・公共料金」最多、「受給しない」はゼロ

 新型コロナウイルス対策として国民に一律10万円を支給する特別定額給付金について、徳島新聞「あなたとともに~こちら特報班」は6月8~10日、公式LINE(ライン)登録者に使い道を尋ねた。収入減や家で過ごす時間が増えたことから、家賃・公共料金の支払いや生活費に充てるといった声が大半を占めた。予期しない事態に備えて貯蓄するという人も多く、経済を活性化させるために消費に回すべきだとの意見も多数寄せられた。

 10項目の選択肢から三つまで選んでもらい、理由を聞いた。96人から回答があり、最も多かったのが「家賃・公共料金の支払いやローンの返済」(38人)で、2番目が「生活費(飲食料品、生活必需品の購入など)」(36人)だった。

 新型コロナの影響で休業や事業の縮小を強いられている業種は多く、徳島市の女性看護師(48)は「夜勤の回数が減り、家賃が払えない」。県内の男性は「コロナの影響で息子が会社を解雇されたので、生活費に充てる」と経済的困窮をうかがわせた。

 「貯金」を選んだのは25人。「生活を守るためのお金」として、老後やウイルス感染の第2波に備えておくという意見があった。

 「家電・家具・服飾などの購入」(25人)も多かった。41歳の主婦は「家にいる時間が増えたので、消費電力の低いエアコンに買い替えたい」、石井町の女性会社員(40)は「子どもの制服や体操着、靴などを買い替える」と回答。60代以上ではランニング用腕時計やギターアンプの購入など、趣味に費やす人もいた。

 地域経済を立て直したいとの思いから「外食」(16人)や「旅行」(8人)を選んだ人も。鳴門市の無職男性(64)は「消費することで経済を回すのが最良だと思う」、藍住町の主婦(62)は「コロナの影響を受けた業種に使いたい」との意見を寄せた。

 学校が長期間、臨時休校になった影響もみられ、17人が「子どもの教育費(学費、塾代など)」を選択。学習の遅れを取り戻すために「塾代やタブレットの購入などに充てる」といった声のほか、アルバイトができなくなった大学生の子どもを持つ親からは「今まで以上の仕送りが必要」との切実な声もあった。

 このほか、「寄付する」が4人、「受給しない」はいなかった。