大仁田選手の引退試合に向け、AWAプロレスの仲間と打ち合わせをする市原さん(右)=徳島市立木工会館

 徳島市立木工会館で26日、人気プロレスラー大仁田厚選手(59)の引退ツアー試合が行われる。大仁田選手の弟子で「フライングキッド市原」こと市原昭仁さん(48)=同市福島1=が、プロレスを愛する徳島のファンでつくる「AWAプロレス」のメンバーと共に企画。木工会館でのプロレス開催は初めてで、関係者は「徳島でのプロレスの聖地に」と盛り上がっている。

 大仁田選手が活動する団体FMWが主催し、300人収容の木工会館2階多目的ホールに特設リングを設営。午後6時から全5試合を行う。市原さんと大仁田選手はメーンイベントに出場し、保坂秀樹選手と組んだ3対3のタッグマッチを戦う。市原さんは師匠の引退試合に向け、「大仁田さんがいなければ今の自分はない。最高のファイトを見せたい」と闘志を燃やしている。

 市原さんは1990年にFMWからデビューし、現在はフリーで活動中。昨年10月には、戦う姿を通して県内の子どもたちに勇気を与え、プロレスを盛り上げようと、知人らに呼び掛けてAWAプロレスを結成した。

 活動第1弾として、今年2月に木工会館で開いた「お宝プロレスグッズ展」が大反響だったことや、市原さんが営むお好み焼き屋が会館のすぐ近所という縁もあり、今回の晴れの舞台に選んだ。会場設営などで、AWAプロレスのメンバー約20人が裏方を務める。

 プロレス試合に会場貸与を渋る自治体も多いとされる中、木工会館を運営する市地場産業振興協会の上杉和夫理事長も「プロレスを通した地域活性化の拠点に」と後押しした。

 電流爆破デスマッチなどの過激なファイトで知られ、参院議員も務めた大仁田選手は10月末での現役引退が決まっており、今春から引退ツアーで全国巡業中。タッグを組むのは大仁田選手の要望で、市原さんは「170センチと上背のない僕を拾って育ててくれた親のような存在。裏表なく情熱あふれる大仁田さんの試合を見てもらい、元気と勇気を与えたい」と話している。

 前売り券は最前列席6千円、特別リングサイド席5千円(当日各500円増)。当日限定で小中高生の立ち見千円を用意(小学生のみ先着10人無料)。県内での前売り券はフクタレコードなどで取り扱っている。問い合わせは市原さん<電088(625)7987>。