昨年12月、徳島県東みよし町の民家に放火して玄関ドアを焼損させたとして、現住建造物等放火未遂罪に問われた埼玉県東松山市、無職男(25)の裁判員裁判の初公判が15日、徳島地裁であった。被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

 検察側の冒頭陳述によると、民家は交際していた女性の実家で、女性の両親が暮らしていた。2018年12月ごろ、女性の夫に知られて交際が終わったことが犯行のきっかけだったとし、「女性への怒りや憎しみから、復讐するために実家への放火を決意した」と指摘した。

 弁護側は冒頭陳述で、被告が女性との関係が終わって悩んでいた点に触れ、「不眠が続き、精神的に不安定な状態が長く続いていた」と主張した。

 起訴状などによると、19年12月27日午前1時10分ごろ、民家の玄関前にタオルを敷き、ガソリンなどを染み込ませて着火。玄関ドアの一部を焼損させた。