巣から飛び立ち地面に舞い降りた「渦」「海」「めい」の3羽=16日午前9時ごろ、鳴門市大麻町(NPO法人とくしまコウノトリ基金提供)

 徳島県鳴門市大麻町で3月に生まれたコウノトリのひな「渦」「海」「めい」の3羽が16日、巣立った。3月28日のふ化推定から80日目で、鳴門市で生まれたコウノトリとしては最も遅い巣立ちとなった。

 官民でつくる「コウノトリ定着推進連絡協議会」などによると、3羽は午前8時ごろ次々と飛び立った。着地後はそれぞれ餌を探してレンコン畑を歩き回る様子などが目撃されている。

 観察を続ける同市のパート従業員の女性(46)は「巣立ちが遅く心配していたが、無事に飛び立って良かった。3羽同時は初めてで驚いた」と喜んだ。

 鳴門で生まれたコウノトリが巣立つのは4年連続で、計11羽になった。これまで最も巣立ちが遅かったのは17年に生まれた雄の「なる」で、ふ化推定から79日目だった。

 協議会は巣から400メートル以上、ひなから150メートル以上離れた場所からの観察を呼び掛けている。