徳島県などが試験的に開設していた人工知能(AI)を活用した阿波踊りの質問専用サイトに、2万1171件の質問が寄せられた。AIの回答に対する利用者の満足度は74%だった。一方、個別の踊り連の名前には反応できなかった。県は「有効なデータが得られた。今後のAI活用につなげたい」としている。

 サイトはAI利用者の満足度などを検証する実証実験として、7月27日から8月16日まで県のホームページに開設。日本語や英語など4カ国語でAIが質問に回答した。

 期間中、4299人(1日平均205人)から計2万1171件(同1008件)の質問があった。質問者の言語別の内訳は▽日本語3564人▽英語424人▽中国語183人▽韓国語128人―だった。

 質問内容は、阿波踊りの開催時期が最も多く、次いで演舞場への経路、駐車場情報に関するものだった。AIが回答できた割合は90・6%。一方で、連の名前のほか、「食べ物」という言葉に反応できないなど、課題も持ち上がった。

 徳島市や大阪市、東京都などからのアクセスが多く、香港や台湾、中国、アメリカなど海外からもアクセスがあった。

 県は「AIを行政の業務の中で活用できる可能性や手応えを感じた」としている。