アワビの鮮度や傷がないかを確かめる職員=美波町港町の西由岐漁協

 新型コロナウイルスの影響で解禁を延期していた徳島県美波町由岐地区3漁協のアワビ漁が17日、始まった。9月11日まで。

 西由岐漁協では、漁港から3~4キロ離れた場所で約20人が潜り、岩場に張り付いた10センチ前後のクロアワビやメガイアワビを専用漁具で剥いだ。漁協に持ち込まれると、漁協職員が傷などを確認した。

 漁協によると、この日の水揚げは例年の半分の約78キロ。主に京阪神市場に出荷され、クロアワビは1キロ7500円程度、メガイアワビは5300円程度で取引される。昨年の約1割安という。

 今年は新型コロナの影響で飲食店の休業が相次いで単価が下がっていたため、6月1日の解禁を17日に延ばしていた。

 海士会の湯浅真副会長(28)は「せっかく解禁になったのに量が少ない。年々磯の状況が悪くなっているようで、厳しい」と話した。