口元が見えるマスクとフェイスシールドを付けて指導する上野准教授=徳島市応神町古川の四国大

 新型コロナウイルス対策でマスクの着用が定着する中、話し相手の唇の動きを見ながら会話内容を理解している聴覚障害者を支援しようと、四国大の上野昇准教授(アート・デザイン学)が口元が見える「口元透明3Dマスク」を3Dプリンターで製作した。上野准教授のゼミのホームページ(HP)で図面や作り方を公開している。

 プラスチック製立体マスクの鼻と顎部分に通気口を設け、中央の口元部分は唇の動きが見えるように透明シートを付けた。

 聴覚障害者は手話や筆談のほか、唇の動きを読み取る「読話」でコミュニケーションを取る。マスクを着けると口元が見えず、大学の授業などで支障が出るため、上野准教授が設計・製作した。

 上野准教授は「フェースシールドだけでは近距離での指導に不安が残る。教育現場で働く人に使ってもらえれば」と話している。

 HPのアドレスは<https://www.shikoku―u.com/ueno/>。