7月9日に開かれた「キッズ野菜ソムリエ」の認定セミナー。新たに23人が誕生した=阿波市市場町の交流防災拠点施設アエルワ

 阿波市が育成に取り組んでいる日本野菜ソムリエ協会(東京都)認定の「キッズ野菜ソムリエ」が順調に増え、7月で307人になった。4月末時点のまとめでは、都道府県別で全国2位だった徳島県全体の約9割を占めた。市町村別の数字はないが、協会は「阿波市が全国一ではないか」としている。

 キッズ野菜ソムリエは、協会が2013年7月に設けた資格。対象は4歳児~小学6年生で、野菜を食べ比べたり、クイズ形式で野菜や果物の成長過程を学んだりする講座を通して知識を身に付け、野菜ソムリエが認定する。

 協会によると、全国では今年4月末時点で2631人が誕生している。都道府県別の最多は東京都の385人。316人で2番目に多かったのが徳島県。以下、大阪府252人、愛知県231人、新潟県128人と続いた。

 阿波市は、市の基幹産業である農業や農産物の魅力を子どもたちに知ってもらおうと、15年度からキッズ野菜ソムリエの育成を始めた。

 野菜ソムリエでつくる「野菜ソムリエコミュニティ徳島・阿波支部(現・野菜ソムリエコミュニティ阿波)」に事業を委託。コミュニティ阿波の会員は市内の小学校などで認定セミナーを開き、15年度は145人、16年度139人を養成した。

 今年7月上旬、阿波市市場町の交流防災拠点施設アエルワで開かれた認定セミナーでは新たに小学1~4年生23人が認定され、市内のキッズ野菜ソムリエは300人を超えた。

 本年度は新たなキッズ野菜ソムリエの育成に加え、より多くの子どもたちに知識を生かしてもらう機会を設けようと、市の特産野菜などを紹介するかるた「阿波ベジカルタ」製作や、ソムリエになってからの活動を報告してもらう「キッズ野菜ソムリエアワード」を計画している。

 コミュニティ阿波の重清純子代表(64)=阿波町南整理=は「学んだ知識を今後の健康づくりに役立てるとともに、市の農作物や農業に興味を持つきっかけになれば」と話している。