徳島の春の祭典「はな・はる・フェスタ2018」(実行委、徳島新聞社など主催)が21日、徳島市の新町川沿い一帯で始まった。汗ばむような陽気の中、家族連れや観光客ら約10万人が繰り出し、阿波踊りや徳島グルメの販売など多彩な催しを楽しんだ。22日まで。
藍場浜公園のメインステージで開幕式があり、実行委員長の中村太一県商工会議所連合会会長が「盛りだくさんの内容。多くの人に徳島の良さを体感してほしい」とあいさつ。米田豊彦徳島新聞社社長が開幕を宣言した。
阿波踊りは、あわぎんホールと藍場浜公園の屋内外のステージであり、県阿波踊り協会と阿波おどり振興協会所属の有名連16連が競演。豪快な男踊りとしなやかな女踊りを披露し、観客を魅了した。
奈良県生駒市から訪れた谷口浩一さん(60)は「躍動的で一体感のある演技に圧倒された。夏もまた来たい」と声を弾ませた。
徳島と兵庫の名物料理を集めた「とくしまグルメ横丁」、藍染や大谷焼など伝統文化の体験コーナーも人気を集めた。夜間の「はな・はる・ナイト」は、ジャズライブやストリートダンスで盛り上がった。
22日はエフエム徳島スペシャルライブなどもある。