オートバイで高知県を走行中に転倒し負傷した徳島県阿南市の男性(58)が、道路を管理する高知県に約814万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、高松高裁は18日、高知県に約371万円の支払いを命じた。一審徳島地裁判決は男性の請求を棄却していた。

 判決によると、男性は2016年7月、同僚とツーリング中に、高知県香美市物部町岡ノ内の国道195号で転倒、あばら骨を折るなどした。現場は中央線付近に長さ約40メートルにわたり、深さ3センチ程度のへこみが計20カ所あった。

 神山隆一裁判長は判決理由で「へこみの程度が軽微とはいえず、オートバイがバランスを失い制御不能な状態に陥ることはあり得る」とし「高知県は長年にわたって危険な道路を補修しなかった」と指摘した。一方で男性の注意不足もあったとして過失を相殺した。

 高知県道路課は「判決文を精査中で、今後の対応はまだ決めていない」としている。(共同)