横田さんが撮影した写真を眺める来場者=徳島市シビックセンター

 北朝鮮に拉致された横田めぐみさん=失踪当時(13)=の父で、5日に亡くなった拉致被害者家族会初代代表・横田滋さん=徳島市出身=を追悼する「横田めぐみと家族の写真展」が18日、同市シビックセンターで始まった。30日まで。入場無料。

 カメラが趣味だった滋さんが撮影した娘・めぐみさんの初節句や運動会、家族旅行の写真など計42点を展示。めぐみさんが拉致された後、家族会を結成し、拉致問題解決に向けて国会周辺で行進する滋さんの姿を切り取ったポスターも並んでいる。滋さんが2003年に同市で講演した際の写真もあり、来場者は滋さんの生涯をしみじみと振り返っていた。

 旧制徳島中学校(現城南高校)時代に滋さんの父・庄八さんの教え子だった藤井孝也さん(92)=同市=は「拉致問題に尽くされて大変だっただろう。志半ばで亡くなられ、何とも言えない」と語った。

 北朝鮮による日本人拉致問題の解決を目指す徳島ネットワーク(救う会徳島)が、滋さんの活動を振り返りながら拉致問題への理解を深めてもらおうと企画した。

 滋さんは八万小5年生だった1944年まで徳島市で暮らし、教師だった庄八さんの転勤に伴い、庄八さんの古里・札幌市に引っ越した。