徳島地裁

 昨年12月、東みよし町にある元交際相手の実家に放火して玄関ドアの一部を焦がすなどしたとして、現住建造物等放火未遂罪に問われた埼玉県東松山市、無職の男(25)の裁判員裁判の判決公判が19日、徳島地裁であった。藤原美弥子裁判長は懲役3年、保護観察付き執行猶予5年(求刑懲役5年)を言い渡した。

 判決理由で藤原裁判長は、インターネットで放火方法などを検索し、火が消えにくい性質の燃料を自作するなどした点を「計画的で強固な犯意に基づく犯行」と指摘。精神的に追い詰められていたとする主張については「放火を正当化する理由にならない」と非難した。

 一方、「当時実家にいた女性の両親の身体や生命に危害を加える意図は認められず、両親との間で示談が成立し、処罰感情が和らいでいる」として、刑の執行を猶予した。

 判決によると、昨年12月27日午前1時10分ごろ、元交際相手の実家の玄関前にタオルを敷き、ガソリンなどを染み込ませて着火。玄関ドアの一部を焦がすなどした。