75年前の徳島大空襲を伝える水彩画や写真=徳島市津田西町2の反核・憲法フォーラム徳島の事務所

 徳島市の市街地が焦土と化し、約千人の死者を出した徳島大空襲から75年を迎える7月4日、「徳島大空襲を語るつどい」(反核・憲法フォーラム徳島主催)が同市のとくぎんトモニプラザで開かれる。今年は新型コロナウイルスの影響で空襲体験者による語り部活動は中止した。空襲の様子が分かる絵や映像などを集め、戦争の悲惨さを後世に伝える。

 会場には、16歳のときに徳島大空襲を体験した山中夫佐子さん(91)=徳島市八万町大坪=が制作した水彩画47点を展示する。焼夷弾から逃げる家族連れ、真っ赤に燃える家屋、並べられた焼死体など生々しい空襲の惨状が描かれている。

 DVD上映では、5年前のつどいで語り部を務めた山中さんの講演や、日本の空襲被害を取り上げる。焼け野原となった市街地の風景写真、焼夷弾の一部なども展示する。

 つどいは今年で23回目。例年は空襲体験者を語り部として招き、当時の状況や心境などを語ってもらっていた。高開千代子代表委員(66)は「愚かな歴史を繰り返さないためにも、平和の大切さを改めて考えてほしい」と来場を呼び掛けている。

 午後2~4時。参加費(資料代)200円。問い合わせは反核・憲法フォーラム徳島<電088(662)4678>。