徳島新聞の記事を題材にした問題について考えてみましょう。
藍の葉を刻んで乾燥させる「藍粉成し」が8日、上板町下六條の佐藤阿波藍製造所で始まった。藍染の染料を作る最初の工程で、9月中旬まで続く。
前日に刈り取った藍を裁断機で1・5センチほどに刻み、軽い葉と重い茎を選別。葉が表裏とも乾燥するよう、職人がほうきでひっくり返した。9月から葉を発酵させる「寝せ込み」が始まり、12月に藍染の染料となる「蒅」が完成する。
藍師の佐藤好昭さん(56)は「昨年より良い藍を作るため、暑い中でも一つ一つの作業に丁寧に取り組みたい」と話した。
問 題
<1>「藍粉成し」とは、どんな作業のことですか。
<2>藍の葉をほうきでひっくり返すのは、なんのためですか。
<3>記事の中に「軽い葉と重い茎を選別」という文があります。下の2枚の写真は選別する作業をしている様子です。どのようにして軽い葉と重い茎をより分けるのか、説明する文を書きましょう。写真に写っている大きな扇風機のような機械は「送風機」といいます。
6月9日の地域総合面に掲載された記事を基に構成し直しました。
解 答
<1>藍の葉を刻んで乾燥させる。
<2>葉が表裏とも乾燥するようにするため。
<3>例 送風機で軽い葉だけを吹き飛ばし、落ちてきた葉を集める。