マイクロバス(右)にトラックが追突した徳島自動車道の事故現場=25日午後6時56分、鳴門市大津町大幸(共同通信社ヘリから)

 25日午後5時ごろ、鳴門市大津町大幸の徳島自動車道下り車線で、故障のため路肩に停車していたマイクロバスに、大型トラックが追突した。バスには、神戸市内の専門学校であった体験入学から帰る途中だった徳島県内の高校生ら16人が乗っていた。車外に出ていたバス運転手の阿波市阿波町綱懸、岡本勉さん(30)が即死し、車内にいた海陽町宍喰浦、富岡西高1年森下汐音(しおん)さん(15)も鳴門市の県鳴門病院に運ばれたが約2時間後に死亡した。

 県警高速隊などによると、富岡西高1年の女子生徒(15)が徳島市の県立中央病院に運ばれ、一時意識不明の重体となった。残り13人は軽傷で、内訳は▽富岡西(阿南市)1年女子2人▽城西(徳島市)1年女子2人、1年男子1人▽徳島北(同)2年女子1人、1年女子2人▽鳴門渦潮(鳴門市)1年女子2人▽小松島(小松島市)3年女子1人と母親▽専門学校(神戸市)女性職員1人。

 高速隊は、大型トラックを運転していた松山市南久米町、菊池誉司(たかし)容疑者(50)を自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで現行犯逮捕した。容疑を認めている。

 現場は鳴門ジャンクション(JCT)から南に約400メートルの地点で、見通しのいい緩やかなカーブ。バスは大型トラックに衝突された後、ガードレールを突き破ってのり面を8メートルほど転落した。

 旅行会社からの委託でバスを運行した阿波中央バス(阿波市)によると、バスは同日午後2時半ごろに神戸市中央区の神戸国際調理製菓専門学校を出発し、徳島駅に向かっていた。徳島道でエンジントラブルに遭ったため路肩に停車し、1時間ほど代替のバスが到着するのを待っていた。

 県教委によると、体験入学は専門学校の主催。同校は徳島新聞の取材に「状況を確認中で答えられることはない」とした。

 徳島道は、鳴門JCT-徳島インターチェンジ間が午後5時7分から全面通行止めになった。