今から約半世紀前の徳島市幸町周辺。今では当時を物語る建築物はわずかしか残っていない=1964(昭和39)年、本社所蔵写真

 写真は1964(昭和39)年に徳島市幸町周辺をヘリコプターから空撮したもの。現在の新聞放送会館別館を中心に当時の街の様子が記録されている。

 写真を拡大し、詳細に見ていく。画面中央を国鉄牟岐線が横切り、その向こう側を流れていた寺島川が埋め立てられて姿を消している。

 川に架かっていた徳島橋が廃止され、代わりに跨線橋(こせんきょう)が架かり、その左上に63年に開館したばかりの徳島市文化センターが見える。

 その右上には2016年に改築されるまで使用されていた徳島地裁の旧庁舎が建設中で、工事用の足場が写っている。その斜め下に白く見える建物は徳島東警察署だ。

 画面左上に目をやると徳島中央公園が写っている。写真では分かりにくいが鷲の門はなく、広場に噴水がある。また、現在は桜の名所として知られるが堀の周辺にほとんど桜の木がない。

 徳島市民プール、城東高校の木造校舎など、今では記憶に残るだけになっている構造物が次々と確認でき、見飽きない。