任期満了に伴う美波町議選(定数12)は22日投開票され、新議員が決まった。定数を2上回る14人で争った結果、現職10人、新人1人、元職1人が当選し、現職、新人各1人が落選した。投票率は73・10%で、過去最低だった前回の73・20%を下回った。任期は5月14日から4年間。
当選者の地区別の内訳は、日和佐地区7人、由岐地区5人。党派別では共産1人の他は無所属となった。
トップ当選は現職の北山朝彦氏。1次産業の活性化や防災対策などを訴え、地元を中心に票を集めた。松本晋児氏は日和佐地区中心部の票を手堅くまとめて前回と同じく2位。新人の宮原英夫氏は前回の選挙で立候補者がいなかった赤松の票をまとめて当選した。元職の山本正男氏も議会改革などを主張し、返り咲いた。
現職の江本昇氏は農林水産業の振興を訴えたが届かず、新人の村上茂樹氏も浸透できなかった。
当日有権者数は6090人(男2810人、女3280人)▽投票者数4452人(男2002人、女2450人)▽投票率73・10%(男71・25%、女74・70%)▽有効4390票▽無効62票▽持ち帰り0票。