22日に投開票された美波町議選の開票作業で、町選挙管理委員会が期日前投票分を開票所に運び忘れるミスがあり、作業の終了が当初予定より約30分遅れた。

 開票は同町奥河内の日和佐公民館で午後9時から行われ、町職員54人が作業に当たった。投票箱は、当日の16投票所と、町役場、町由岐支所の2カ所であった期日前投票分の計18箱。職員が期日前の分2箱を開票所に届けるのを忘れ、作業が始まっても不足に気付かなかった。

 同9時40分ごろ、票が足りないことに職員が気付いて作業を中断。約5分後、町役場に保管されていた投票箱を開票所に運び入れ、作業を再開した。開票は同10時半に終わった。

 期日前投票は18~21日に行われ、4日間で799人が投票した。

 町選管の浜孝至書記長は「あってはならないミスで、住民に大変申し訳ない。チェックリストを作るなどして再発防止に努める」と述べた。