森下さんを悼み、全校集会で黙とうする富岡西高校の生徒=同校

 鳴門市大津町の徳島自動車道でマイクロバスに大型トラックが追突した事故で亡くなった森下汐音さん(15)=海陽町宍喰浦=が通っていた富岡西高校(阿南市)で27日、臨時の全校集会が開かれ、生徒たちは突然の別れとなった学友の冥福を祈った。森下さんの通夜と、バスの運転手岡本勉さん(30)=阿波市阿波町綱懸=の告別式も営まれ、関係者は悲しみに暮れた。 

 富岡西高の全校集会は生徒や教員約800人が参加し、同校体育館で行われた。森保裕教頭が事故の概要を説明した後、全員で約1分間黙とうした。

 田上幸志校長は「素晴らしい才能を持ち、未来に向かっていた尊い人命が失われた。皆さんには自分の可能性を信じて充実した生活を送ってほしい」と、時折言葉を詰まらせながら語り掛けた。多くの生徒たちは沈んだ表情で、悲しみをこらえるように下を向いていた。

 その後、各クラスでホームルームがあり、担任の教員が31日まで部活動や補習などを休止することなどを説明した。ある男子高校生は「傷ついた仲間を皆で励まし合い、少しずつ明るい学校を取り戻したい」と話した。