通夜が営まれた森下さんの自宅に入る参列者=海陽町宍喰浦

 森下汐音さんの通夜は海陽町宍喰浦の自宅であり、親族や中学、高校の同級生らが参列。会場にはハンカチで何度も目をぬぐい、嗚咽(おえつ)する制服姿の友人も見られた。参列者によると、母加緒里さんは森下さんの横で顔を伏せ、泣き崩れていたという。

 森下さんが所属した阿南中学校箏曲部の女子生徒(14)は「演奏会で緊張していると『大丈夫。落ち着いて』とよく声を掛けてくれた」と涙ぐんだ。

 昨年、顔を合わせたのが最後になったという親族の50代男性は「家族のことを思うと言葉にならない。はにかんだ笑顔がとてもかわいい子だった」と無念さをにじませた。

 阿波市阿波町野神の葬祭場では、岡本勉さんの告別式が営まれた。参列者によると、妻智江さんは涙を流しながら「主人のことを忘れないでください」とあいさつ。会場にはすすり泣く声があちこちから響いていた。

 岡本さんが運転するバスを利用したことがあるという女性(31)は「いつも笑顔で、急な変更にも親切に対応してくれた。次も頼もうと思っていたのに」と声を震わせた。