ライブハウス支援ソング「またライブハウスで」をPRするホームページの画像

 新型コロナウイルスの影響で苦境に立つ四国のライブハウスを支援するため、四国を拠点とするインディーズのミュージシャン14人が支援ソングを歌い継ぐ動画を無料配信し、視聴者から「投げ銭」を募る活動を始めた。電子チケットサイトで受け付け、全額を四国4県の15店に分配する。

 活動は「またライブハウスで四国プロジェクト」という名称で、徳島県からは那賀町出身のシンガーソングライター「waka」こと庄野若葉さんや、県内で結成されたロックバンド「THE春夏秋冬」のボーカルKa―Lowさんら9人が参加している。各自が自宅やライブハウスで支援ソングを歌う様子を収録した動画をつなぎ合わせ、14日から動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開している。

 支援ソングは静岡県のミュージシャン聞間拓さんと東京都のタマキングさんが作詞作曲した。2人は5月から全国の音楽仲間約30人と協力して同様の動画を配信し、投げ銭を募っている。共感した徳島市のライブハウス・ホットロッドの店長tomoさんも知人たちに呼び掛け、動画の四国バージョンを作った。

 ライブハウス関係者によると、徳島では2月ごろから公演のキャンセルが増え始め、4月以降は予定がほぼ消えて収入が途絶えた。3密が起きやすい施設の一つとして政府から利用自粛が呼び掛けられたことも逆風となり、経営が危ぶまれている。各店は今後の営業再開に向け、マスク着用や消毒液設置のほか、来場者の検温や定期的な換気、混雑時の入場制限などの対策を取る。

 tomoさんは「みんなの思いが込められた歌をぜひ聴いて」と訴えており、聞間さんも「ライブハウスはみんなが元気になれる温かい場所。どの店も生き残ろうと頑張っているので、善意を寄せてほしい」と呼び掛けている。

 動画はプロジェクトの公式ホームページで視聴できる。投げ銭は電子チケットサービス「パスマーケット」の専用ページを通じ、クレジットカードかコンビニ決済で支払う。一口500円から1万円まで6種類あり、県内3店を含む四国のライブハウスに均等に分配される。