徳島県阿波市阿波町平川原北の県道津田川島線沿いで、アガパンサスが涼しげに揺れている。見頃は7月上旬まで。
市場ボランティア協会が県道沿い約1キロにわたって花壇を整備し、約1200株を育てている。1~1・5メートルの高さに伸びた茎の先には薄青紫の小さな花が放射状に広がり、ドライバーの目を楽しませている。
加藤ハルコ副会長(80)は「今年もきれいに咲いてくれた。少し足を止めて見てほしい」と呼び掛けている。
藍住町住吉の町道沿いでも、近くの駄菓子店「タケヤ商事」代表の竹田正一さん(76)が40年ほど前に植え、手入れを続けている。見頃は7月中旬まで。
竹田さんは「小学校の児童が登下校時に楽しんでくれているのでうれしい。町外からも見に来てもらいたい」と話した。