徳島市の性風俗店に勤める20代女性が新型コロナウイルスに感染したのを受け、徳島県は27日、女性が接客した濃厚接触者の男性4人のPCR検査を実施し、全員が陰性だったと発表した。

 県によると、女性はコロナ感染後の17~25日に市内の性風俗店で30人に接客。県はこのうち連絡が取れた8人にPCR検査を受けるよう促し、4人が応じた。

 残りの客22人の連絡先は分かっていない。県はこの期間に性風俗店を利用した人に対し、体調の変化にかかわらず帰国者・接触者相談センターに連絡するよう呼び掛けている。

 このほか県は、女性の濃厚接触者ではないものの、女性が利用した市内の飲食店従業員14人のうち13人を検査し、いずれも陰性だったと明らかにした。

 女性は15、16両日に大阪府に滞在してホストクラブを訪れており、県は大阪で新型コロナに感染したとみている。女性は帰県後、発熱などの症状が出たものの接客を続けていた。