参加30校の対戦相手が決まった県高校優勝野球大会の組み合わせ抽選会=徳島市の徳島ワシントンホテルプラザ

 新型コロナウイルスの影響で中止となった全国高校野球選手権徳島大会の代替大会「徳島県高校優勝野球大会」(県高野連主催)の組み合わせ抽選会が29日、徳島市の徳島ワシントンホテルプラザであり、参加30校の対戦相手が決まった。7月11日午後2時から鳴門オロナミンC球場で行われる板野対鳴門渦潮戦で開幕する。

 例年、徳島大会の抽選会には各校の監督、部長、主将が出席していたが、今大会は新型コロナ感染防止のため、主将だけが出席した。

 シード校は、中止となった県春季大会と同じで第1シードは徳島北、第2シードに城東、第3シードに川島、第4シードに小松島西。残る26校の主将がくじを引き、対戦カードが決まった。

 抽選会に先立ち、県高野連の小山勉良(かつよし)会長が「休校中の苦しい期間を経て、今まで以上に練習に励んでいると思う。一日でも長く仲間と一緒に野球ができるよう頑張ってほしい」と激励した。

 大会は8月2日までの土日と祝日の延べ10日間、鳴門オロナミンC球場とJAアグリあなんスタジアムで開く。開会式は行わない。3年生に限り、試合ごとにベンチ入り選手の入れ替えができる。無観客試合となるが、保護者ら学校関係者だけは観戦可能とする。

 城東・西田主将(第2シードとして徳島商―那賀の勝者と対戦)「試合まで3週間余りの間、しっかり準備して臨む。持ち前のチームワークを生かした全員野球で戦う。序盤から足でかき回してペースをつかみたい」

 川島・三木希主将(第3シードから優勝を目指す)「挑戦者の気持ちで挑む。徳島市立との1回戦は守備からリズムをつくる。打撃でもできるだけ多く得点を取って投手陣を楽にしたい」

 ◆足絡めた攻撃を

 昨年の県秋季大会王者で第1シードの徳島北は2回戦から登場し、昨夏の全国選手権大会出場の鳴門と阿南高専の勝者と対戦する。優勝候補の鳴門渦潮とも準々決勝で当たる可能性がある激戦ゾーンに入ったが、河野主将は「どこが相手でも自分たちの野球をするだけ」と冷静に話す。

 右腕エースの河野は最速144キロの直球を投げる本格派。休校明け後も投げ込みを続け「体の切れが良くなっている」。援護する打線も上り調子だといい「持ち前の足を絡めた攻撃で得点を重ね、勝ち進みたい」と決意を語った。

大会展望 強豪3校、中盤までに激突

 県秋季大会を制した第1シードの徳島北、選手層の厚い鳴門渦潮、昨夏まで2年連続甲子園出場の鳴門の3校が、準々決勝までにぶつかり合う組み合わせとなった。

 鳴門は昨夏のレギュラーが4人残り、実戦経験は豊富。阿南高専との1回戦を突破すれば、本格派右腕の河野を擁する徳島北と対戦する。鳴門渦潮は左右の本格派3投手をそろえ、1、2回戦を勝ち抜けば準々決勝で徳島北か鳴門と当たる可能性が高い。今大会の大きなヤマ場となりそうだ。

 攻守のバランスが取れた生光学園も前評判が高い。第4シードの小松島西や上位進出をうかがう池田などとの混戦ゾーンを抜け出せるか。第2シードの城東は、2年生を中心に好選手がそろう徳島商と那賀の勝者と対戦する初戦が鍵を握る。