徳島県立中央病院

 徳島県立中央、三好、海部の3病院と病院局による2019年度県病院事業会計決算は2億6359万円の赤字だった。赤字は8年連続。12年度から進めてきた3病院の新築、改築工事に伴う減価償却費の計上などが影響した。

 全体の収入は前年度比4・1%増の243億5798万円、支出は2・6%増の246億2158万円。

 3病院の診療収益は前年度比6・3%増の191億6843万円となり、11年連続で最高益となった。患者数が増加した上、1人当たりの診療単価も上がったことなどが理由。赤字額は前年度比で3億1574万円(54・5%)縮小した。

 3病院の入院患者数は前年度比0・9%増の20万8283人、外来患者数は1・0%増の24万6354人だった。病院別の収支では、中央病院の純利益が7億2239万円で5年連続の黒字。三好は5億7494万円の赤字、海部は1億7906万円の赤字となった。

 中央病院で購入した高精度放射線治療装置「リニアック」の減価償却費の計上を終えるなどしたため、一般会計の繰入金は前年比4587万円(1・4%)減の33億326万円だった。

 病院局は23年度の黒字化を目標に掲げており「医療品の共同購入などで経費を節減し、診療報酬制度の改正にも的確に対応して収益増を目指す」としている。