徳島市議会百条委員会の証人喚問で、働き掛けを否定する岡市議=市議会協議会室

 岡孝治徳島市議が市に対し、一般廃棄物処理業者に厳しい処分をするよう働き掛けたとされる問題で、市議会の調査特別委員会(百条委)は31日、岡市議を証人喚問した。第三者調査団(代表・浅田隆幸弁護士)が報告書で指摘した働き掛けの事実について、岡市議は「(業者の許可を)取り消せと言った覚えはない」などと否定。調査を依頼した遠藤彰良市長と、調査団のメンバー3人を名誉毀損(きそん)で刑事告訴することを明らかにした。

 報告書では、岡市議は職員に業者の許可取り消しを求めたり、処分に向けた工程表の作成を指示したりしたとされる。この点について、岡市議は「(違反事実を)調査しろとは言った。ことが明らかになれば行政として方策を打つのは当たり前だ」とし、「間違えたことをただせというのが働き掛けになるなら議員の仕事はない」と語気を強めた。

 原秀樹前市長が岡市議からの働き掛けを受け、業者の処分を決めたとされた2016年3月31日の市長室の様子についても証言。原前市長は市長選で落選し「どうせ遠藤(市長)が許可を出すんだろう」などと感情的になっていたとし、「『きちっとした手続きでやってきたことを、次の人(遠藤市長)にしてもらえというのは無責任過ぎる』というふうな話はした」と述べた。

 さらに岡市議は「報告書は事実に反している」と話し、遠藤市長と調査団の3人を刑事告訴するとともに、民事訴訟も起こす考えを示した。

 また委員会では、7月に証人喚問した原秀樹前市長の証言が調査団の報告書と食い違っているとして、当時の担当部長の大西孝佳氏を再度証人喚問するよう求める動議が提出されたが、賛成少数で否決された。