被告が経営していた不動産会社「RK」の建物=徳島市国府町

 徳島市の不動産会社「RK」による投資詐欺事件で、兵庫県内の男性から1500万円を詐取したとして詐欺罪に問われた代表取締役の男(42)=東京都世田谷区、本籍・徳島市=の論告求刑公判が2日、神戸地裁洲本支部であり、検察側は懲役4年を求刑した。

 検察側は論告で、被害者とは別の投資者への配当金支払いに充てようとしていたことや、虚偽の不動産売買契約書を示していたことを強調し、「犯行動機に酌量の余地はなく、犯行態様は計画的で悪質」と非難。無罪を主張していることについては「供述は到底信用できず、詐欺の故意を有していた」と述べた。

 弁護側は最終弁論で「取引当時はだますつもりはなかった」などとして無罪を主張した。判決は8月21日に言い渡される予定。

 起訴状などによると、2018年11月、実際は自身やRKのために使うつもりだったのに、不動産への投資金名目で、男性から現金1500万円をだまし取ったとしている。

 同年12月から徳島地裁で男とRKの破産手続きが進められている。債権者らによると、県内外の10人以上から少なくとも1億6千万円を集めていたとみられる。県内の債権者のうち1人が詐欺罪で刑事告訴しており、県警も捜査している。