新型コロナウイルス収束の願いを花火玉に込める職人=小松島市立江町の市山煙火商会

 徳島県小松島市の花火製造会社「市山煙火商会」と「佐賀火工」が7日夜、新型コロナウイルス感染収束を願って計120発の花火を打ち上げる。花火が目玉の「小松島港まつり」が感染予防のため中止となり、少しでも市民に花火を楽しんでもらう。

 市内で午後8~9時の間に行う。観客の密集を避けるため会場は明らかにしていないが、打ち上げ場所を提供した市は「多くの市民が自宅から見える」としている。時間は10分程度。

 両社60発ずつ打ち上げる。医療従事者への感謝を表す青色の花火が中心で、開いたときの大きさが直径約150メートルになる5号玉などを使う。東京五輪の延期が決まる前に作っていた5色の輪状花火も披露する。

 一部の花火玉には、花火職人が「感謝」「笑顔」「コロナにまけるな」などと油性ペンで記した。

 市山煙火商会の市山賢光社長(48)は「花火には厄よけや無病息災の御利益があるといわれる。みんなの願いを込めて打ち上げたい」。佐賀火工の佐賀淳一専務(42)は「間近で見てもらえないのは残念だが、今年は自宅で夏祭りの雰囲気を味わってほしい」と話している。