積み上げられた藍の葉を崩し、再び積み上げる作業をする職人ら=上板町下六條の佐藤阿波藍製造所

 藍染の染料となる「すくも」を作るため、収穫後に乾燥させた藍の葉に水をかけて発酵させる「寝せ込み」の作業が1日、上板町下六條の佐藤阿波藍製造所で始まった。

 「寝床」と呼ばれる作業所では、午前7時から藍師の佐藤好昭さん(54)ら職人7人が作業を始めた。6月から7月に収穫され、高さ1メートルほどに積み上げられた「一番刈り」の葉に水を打ち、熊手で崩して積み上げる作業を繰り返した。

 今後は二番刈りの葉も加え、5日ごとに水を打って混ぜ返す「切り返し」を11月末まで計20回続け、発酵を促す。12月中旬にはすくもの出荷を始める。

 佐藤さんは「今年は晴天に恵まれ、雨も適度に降ったので、葉はしっかりしていて肥えている。温度管理に気をつけながら、年末までに良い染料に仕上げたい」と話した。