「第36回高齢社会をよくする女性の会全国大会inとくしま」(NPO法人高齢社会をよくする女性の会など主催)が2日、徳島市のアスティとくしまで始まった。3日までの2日間、高齢社会での男女参画の在り方や、シルバー世代が生涯活躍できるまちづくりなどについての方策を探る。初日はシンポジウムと5分科会があり、全国から医療、福祉関係者や女性団体の会員ら約2700人が参加した。
「徳島発!だれもが輝く世界を築く」と題したシンポでは、評論家でNPO法人高齢社会をよくする女性の会の樋口恵子理事長が司会を務め、パネリスト3人が意見交換した。
高齢社会をよくする会・徳島の武久洋三会長(医療法人平成博愛会理事長)は医療、介護などの観点から徳島の取り組みを紹介。人口10万人当たりの小児科医師数が全国1位であることや、高齢者向け施設の整備率が同4位であることを挙げ、「高齢社会でお互いが支え合うため、元気な中高年が介護現場で働こう」と提案した。
飯泉嘉門知事は元気な高齢者が担い手となっている上勝町の「葉っぱビジネス」など徳島の取り組みを、大会実行委員長の藤田育美・県婦人団体連合会会長は会の活動をそれぞれ紹介した。
3日は、分科会の成果報告と女優のうつみ宮土理さんの記念講演がある。