保護した猫の世話をする「あわねこ保育園」のメンバー=徳島市内

 捨て猫に不妊・去勢手術をした上で地域住民に世話をしてもらう「地域猫活動」に取り組む徳島市の動物愛護団体「あわねこ保育園」が、クラウドファンディング(CF)で手術費などを募っている。新型コロナウイルスの影響で、資金を調達していた譲渡会などのイベントが軒並み中止となったためで、「不幸の連鎖を止めるために協力してほしい」と訴えている。

 団体は2018年、徳島市八万町の動物愛護活動家井上智美さん(45)が、猫の里親探しの際に知り合った仲間と設立した。インターネットで募ったメンバーを含め、現在30人で活動している。19年5月にもCFで資金を募り、約60匹の不妊手術や保護猫の治療を行った。

 設立から2年がたち、活動の周知によりボランティアスタッフが増えた一方、治療依頼やふん尿被害の相談なども急増。ペットが繁殖し過ぎて世話ができなくなる「多頭飼育崩壊」による保護依頼も多くなっており、現在も徳島市や阿南市などのスタッフの自宅で約80匹を保護している。

 井上さんは「過酷な環境で暮らす猫を1匹でも減らしたい」と支援を呼び掛けている。

 目標額は150万円。最低80匹の手術費と、命に関わる病気やケガのある猫の医療費などに充てる。7月31日午後11時まで、CF仲介サイト「レディーフォー」で受け付けている。