【テヘラン共同】イラン・ナタンズの核関連施設の火災は、最高指導者ハメネイ師の指示で進められたウラン濃縮能力強化の重要拠点で起きたことが5日、確認された。イラン側が敵対勢力の破壊工作と判断すれば、米国との対立で混迷が続くイラン情勢の新たな不安定要因になりそうだ。

 原子力庁によると、建物は、ウラン濃縮に使う高性能の遠心分離機の開発、組み立てを目的に造られ、一部が稼働。遠心分離機の性能は、核開発の進展を示す重要な指標だ。高性能化に成功すれば、核兵器製造に必要な高濃縮ウラン獲得に至るまでの時間が短縮されるからだ。