夜の動物園で活発に動き回るオオカミを観察する来園者=徳島市のとくしま動物園、2016年9月25日

 徳島市のとくしま動物園が毎秋に開いている「夜の動物園」が好評だ。ライオンなど日中はあまり動かない夜行性動物の普段は見られない姿を観察してもらおうと、園が2003年度に始め、年4日間だけの開催にもかかわらず、毎年1万~1万5千人が来園。行楽シーズン恒例の夜のイベントとして定着しており、今年も17日を皮切りに開かれる。

 夜の動物園は午後4時半までの通常営業の後、同6~9時に開園する。15回目となる本年度は9月17、24、30日と10月7日、「美女と野獣」をテーマに開催。ドレス姿の女性ボランティアとライオンのマスクを付けた男性ボランティアが来園者と触れ合うほか、同園の応援歌をつくった徳島市在住の男性4人組ロックバンド「THE春夏秋冬」のコンサートなどがある。

 園の新たな魅力を発見してもらい、来園者の増加につなげるのが狙いで企画した。うなり声を上げて歩き回るライオン、照明で浮かび上がるピンクのフラミンゴの群れなどが人気で、初年度は2日間の開催で6503人が詰め掛けた。

 期間を4日間に延ばした04年度には1万628人が来園。10年度、ペンギンのプールにLEDライトを設置して泳ぐ姿を見られるようにするなど施設改修に取り組み、15年度は過去最高の1万6814人が訪れた。16年度の来園者は、期間中に雨が多かったため9592人だった。

 園の担当者は「夜に活発に動く動物たちの姿を見て、野生動物の生態を考えるきっかけにしてほしい」と話している。

 駐車場を利用する場合は予約が必要で、9月30日以外は若干の空きがある。当日は徳島駅と園を結ぶ臨時バスも運行する。問い合わせは同園<電088(636)3215>。