鳴門市大津町の徳島自動車道の路肩に止まっていたマイクロバスに大型トラックが追突し16人が死傷した事故で、県警高速隊は4日、死亡したバス乗客の富岡西高1年森下汐音さん(15)=海陽町宍喰浦=は、追突で最も激しく損傷したバス最後列の右端に座っていたと明らかにした。

 高速隊によると、バスの客席は7列で、1~6列目は3席、最後列は4席あった。同乗者の証言などから、森下さんの乗車位置を断定した。

 トラック運転手の菊池誉司容疑者(50)=松山市南久米町、自動車運転処罰法違反容疑で逮捕=は、事故前日の8月24日昼すぎに松山市の運送会社を出発し、浜松市や愛知県小牧市などで荷物の積み降ろしをした後、事故現場に至っていたことも判明した。

 菊池容疑者は小牧市での休憩を最後に、事故を起こすまで約4時間連続で運転していた。事故現場から2キロほど先の松茂パーキングエリアで休憩する予定だったという。

 高速隊によると、菊池容疑者はこのルートを定期的に走っていた。事故前も普段と変わりなく、運転し慣れた道を走っていたとみられる。

 事故は8月25日午後5時ごろ発生。車外に出ていたバス運転手岡本勉さん(30)=阿波市阿波町綱懸=と、車内にいた森下さんが死亡した。