3人の感染者が確認されたのを受けて開かれた県の専門家会議=県庁

 徳島県内で7~9例目となる3人の新型コロナウイルス感染者が確認されたのを受け、県の専門家会議が8日、県庁で開かれた。移動自粛や休業要請を行うための独自基準「とくしまアラート」の発令は、条件を満たしていないとして見送り、近く県民に感染予防を呼び掛ける「注意報」を出すことで一致した。

 感染症や呼吸器病に詳しい医師ら委員8人が出席し、非公開で行われた。県によると、今回の感染事例がアラートの第1段階「感染観察強化」(直近1週間の累積新規感染者数5人以上、感染経路不明者2・5人以上)の条件を満たすかどうかを協議。感染者3人のうち2人は濃厚接触者に当たり、経路不明者は1人だとして、該当しないと判断した。

 ただ、県民に注意を促す必要があるとして、注意報を出す案を県が提示。委員も「若者らに対策の徹底を呼び掛ける必要がある」と同意した。近く、県新型コロナウイルス対策本部会議を開いて正式決定する。

 市中感染の可能性についても議論。委員からは「疫学調査が進んでおらず、今の段階では市中感染とは言えないのではないか」との声が上がった。