徳島県庁

 徳島県は8日、新型コロナウイルスに感染した石井町の男女3人のうち、20代女性介護士が勤務する小松島市のグループホームの入所者らに実施したPCR検査で、再検査となっていた4人(入所者3人、従業員1人)は陰性だったと発表した。施設では、検査を受けていない従業員1人を除く33人全員の陰性が確認された。介護士と同居する10代男性が通う徳島文理大では濃厚接触者がいないと判断した。男性の妹の10代女性を含む感染者3人への聞き取り調査を続けているものの、依然、感染経路は分かっていない。

 県によると、グループホームの入所者・従業員は20代女性を除いて計34人。女性はグループホーム2階で働いており、県は同じ階の入所者8人と従業員7人を濃厚接触者と判断した。女性の行き来がなかった1階は入所者9人と従業員9人が利用している。県は入所者17人全員と従業員16人の計33人に検査を行い、全員の陰性が確認された。残る従業員1人は9日に検査を受ける予定。

 一方、徳島文理大によると、10代男性は3日から、症状が出た6日にかけて七つの授業に出席した。同じ授業を受けていた学生・教職員は約50人おり、8日はこのうち学生と教職員計13人が検査を受けた。県は学生らがマスクを着用したり間隔を空けて座ったりしていたことなどから、濃厚接触者はいないとみている。

 大学は希望する学生らが8日から3日間で検査を受けられるよう調整している。今のところ体調不良を訴えている学生はいないという。

 県はこの日も感染者3人に聞き取り調査を実施した。しかし、行動歴や濃厚接触者の有無など感染経路の特定につながる情報は得られなかった。10代女性が無症状であるため、3人のうち誰が最初に感染したかも分かっていない。