徳島県みよし広域連合消防本部の元消防長の男性(62)が、病気休職中に部下が起こした不祥事で懲戒処分を受けたのは不当として、広域連合に処分の取り消しを求めた訴訟の第1回口頭弁論が8日、徳島地裁であり、広域連合側は争う姿勢を示した。

 広域連合は答弁書で「(元消防長は)自らの懲戒処分をするよう上申書や始末書を提出している。告知、聴聞、弁明の不備もなかった」と指摘。元消防長の審査請求が棄却された県人事委員会の裁決を示し「病休を理由にそれ以前の管理監督者としての地位はなくならない。処分の有効性は明らか」などと主張した。

 訴状によると、男性が消防長を務めていた2018年6月、石井町で飲酒ひき逃げ死亡事件が発生し、広域連合の消防士が同乗していた。同9月、元消防長は戒告処分を受けた。