厚生労働省は9日、個人が任意で入る個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」に関し、勤務先が「確定給付企業年金」に加入している会社員の掛け金を月最大2万円に引き上げる方針を示した。現行は月最大1万2千円に制限されており、上限額の引き上げで加入を促進したい考えだ。

 厚労省が社会保障審議会の部会に提示した。与党や財務省と調整し、2022年度以降に導入する。

 イデコは公的年金に上乗せする私的年金で、個人が掛け金を払い運用実績に応じて将来の受取額が決まる。加入者は今年3月末時点で約156万人にとどまっており、政府は老後に向けた資産形成のため加入を推進している。