記者会見でとくしまアラートの「注意報」について説明する飯泉知事=県庁

 徳島県は9日、石井町の男女3人が新型コロナウイルスに感染したのを受け、移動自粛や休業要請を行うための独自基準「とくしまアラート」の前段階となる「注意報」を、同町と徳島、小松島両市に発令した。住民に対し、体調に不安があれば積極的に「帰国者・接触者相談センター」に相談するよう呼び掛けている。

 徳島市は感染者の20代女性が小松島市のグループホームに通勤するルートや、10代男性が通う徳島文理大がある。飯泉嘉門知事は会見で「(3市町の住民は)希望すればPCR検査を優先的に受けられる」と述べた。

 注意報は、アラート発令の基準を満たさない状況で、県民に感染拡大への警戒を呼び掛けるための手段として新たに設けた。感染者数などの基準はない。感染経路不明者のいない状態が2週間続けば解除する。今回の場合、最短の解除日は22日。

 県は20代女性が発熱やせきなどの症状が出た後も通勤を続けていたのを踏まえ、県内の事業者に検温や体調不良の従業員を業務に従事させないよう要請。学校にも同様の対応を求めた。