石井町の男女3人が新型コロナウイルスに感染したのを受け、徳島県が派遣を要請していた厚生労働省のクラスター対策班が10日、来県し、感染経路の特定に向けて調査を始めた。
対策班は、国立感染症研究所(東京)の感染症専門医と臨床検査技師の2人。県庁や徳島保健所で、感染者3人のPCR検査の結果や行動歴などについて職員から説明を受けた。11日からは、県の専門家会議のメンバーや保健所職員らとデータを分析したり、感染者の職場や通学先を調べたりする。滞在期間は未定。
飯泉嘉門知事は10日の会見で「感染経路の特定とともに、今後の備えとしてクラスター発生のメカニズムや感染源を調べる手法を習得したい」と述べた。