徳島県は10日、東京都在住で徳島市内に滞在中の20代無職女性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。6月下旬に来県した直後に症状が出たことなどから、県は東京で感染したとみている。女性は微熱や倦怠感があり、10日午後、県内の感染症指定医療機関に入院した。県内で感染が確認されたのは10人目。

 県によると、女性は6月下旬に東京から来た直後、全身の倦怠感や関節・筋肉痛、味覚障害の症状が出た。7月1日ごろから37度台の発熱があり、8日に帰国者・接触者相談センターに相談。9日に県立保健製薬環境センターでPCR検査を受け、新型コロナの陽性と分かった。

 女性は東京駅から岡山駅まで新幹線、岡山駅から徳島駅まではJR在来線を利用し、1人で来県。移動中はマスクを着用していた。知人が用意した徳島市内の住居に1人で住み、体調が悪かったため、買い物でコンビニに行くなどした以外はほぼ住居にいたという。観光目的の来県ではなく、飯泉嘉門知事は会見で「2拠点居住で今後、職に就いていくのだろう」と述べた。

 濃厚接触者は現在のところ把握できていない。感染経路について女性は「東京で感染したと思う」と話しているという。