中国からの観光客誘致と徳島県産品販売促進を図る「徳島県観光文化交流会」(県主催)が7日、中国・上海で始まった。上海で第2の高さを誇る超高層ビル「環球金融中心」の最上階(100階)展望台(地上474メートル)を会場に、県阿波踊り協会選抜連が踊りを披露したほか、県職員らが徳島の観光地や特産品のプレゼンテーションを行った。
県によると、開幕式には一般客や地元メディアら約1000人が集まった。阿波踊り披露のほか、鳴門の渦潮や大歩危峡、阿波藍など、徳島の観光名所や特産品をPRする中国語版のパンフレットを配布するなどし、徳島の魅力を売り込んだ。
上海在住の60代の女性は「踊りを見ていたらわくわくしてきた。日本の伝統芸能は思った以上に面白そう。徳島にも行ってみたい」と話した。
交流会は9日まで。2日目以降は藍染製品など県産品の展示や阿波踊り教室を予定している。8日には、とくしま産業振興機構の主催で、医療観光をテーマにしたパネルディスカッションも開かれる。