2018年11月、車の助手席から降りた女性をひいて重傷を負わせたとして、自動車運転処罰法違反(過失致傷)の疑いで徳島県佐那河内村の男性(28)=別の事件で実刑判決を受けて服役中=が書類送検された事故で、徳島区検は14日、男性を再び不起訴処分とした。徳島検察審査会の「不起訴不当」との議決を受け再捜査していた。

 徳島地検の花輪一義次席検事が会見を開き、処分の理由について「起訴するだけの証拠がなかったため」と話した。起訴猶予か、嫌疑不十分かなど不起訴の具体的な内容は明らかにしていない。

 女性の代理人などによると、男性は18年11月4日夕、阿南市内のコンビニ駐車場で車をバックさせた際、助手席から降りて転倒した元交際相手の女性=当時(46)=をひき、腰の骨を折るなど約3カ月のけがを負わせた。男性は書類送検されたものの、19年2月に不起訴処分となった。女性からの不服申し立てを受けた検察審査会は9月、不起訴不当と議決し、区検が再捜査していた。

 女性の代理人は徳島新聞社の取材に対し、「検察審査会への再度の申し立ても含めて対応を検討したい」としている。